コロナ、猛暑他自分の身は自分で守る時代
まっく令和かわらばん 2021年7月号
まもなく東京五輪開催です。不要不急の外出はダメ、会社や学校にも行かないようにといっているのに五輪の観戦者数を思案していることは解せません。
一方、熱中症の増加が心配です。統計的な数字は分かりませんが、最近の子どもは、熱中症にかかりやすいようです。その原因を知り、新しい対策が必要です。この問題についても掘り下げて考えてみたいと思います。
1. 熱中症対策となぜ熱中症が増えるのか
いうまでもなく熱中症が起きるのは、暑いからです。これには、2つの原因が考えられます。まず、熱中症の防御には暑さに応じて汗をかき、その汗が蒸発することで体温が下げられることになりますが、最近の子どもは家庭でも学校でも冷房が完備されていてあまり汗をかかない環境に居ます。ずいぶん前に聞いたのか、何かで読んだのか詳細は記憶していませんが、人間の皮膚にできる汗腺の数は、10 歳位までに受けた環境の温度で決まるそうです。冷房完備で快適な環境が汗腺を少なくして発汗機能が低下し、熱中症にかかりやすいと考えます。
2つ目は、猛暑の早期化と長期化です。子どもにダメージを与え校庭で倒れる子どもが増えているのではないでしょうか?日本の自慢は「四季がある」ことですが、皮肉にもそれが害に?幼少期は帽子をかぶって暑さを体験することが、これからは必要と思われます。
2. 東京五輪ここが心配
東京五輪中にコロナ対策の決まりを守らないと国外退去までするという「おふれ」が出ています。すごいことですが、外国人には「脅し」は通じません。私はそれよりも心配なのは、勝った選手(又はチーム)が「勝った後に陽性」が判明したら次の試合はどうなるのかです。例え勝ってもそこで試合に出られなくなると次の対戦相手は不戦勝でしょうか?不戦勝で金メダルもある?
誘致条件の一つに「国民の同意が必要」とありましたが、コロナ禍で国民の反対を無視して何が何でも開催する。コロナ対策も後手続きです。今後は、「自分自身の判断と行動で自分自身で身を守る」時代到来??
3. 参考資料の紹介
6月 10 日号の「Tarzan(ターザン)」に「運動はなぜ脳に効くのか」という特集記事が掲載されています。ここで紹介するにはボリュームが大きすぎるので本の紹介のみにさせていただきます。是非お読みください。
まっく体操クラブ 代表 向井忠義