ボール運動は子どもの年齢と日常の運動経験が大きく左右します。この運動で最も必要な能力は「動きの先取り」です。この能力は、運動の中で一番高度で最後に身につく能力です。3歳児ではまだ未発達の子どもがいます。ボール運動はサッカーや野球、ドッジボールなど子どもにとっては楽しい反面、突き指や顔にあたって痛いといういやな面もありますので習得方法が大切です。
ボール運動で目指すもの
子どもはボールが好きですが、公園でさえ「ボール遊びは禁止」です。ボールを追っかける、転がす、投げる、蹴るなど大好きなはずなのにやる場所がないとか、いきなり自分に向かってくると怖ささえ感じます。初歩的なボールの扱い方、楽しみ方から体験します。
未就園児
対面でのボールやり取りはまだ無理な点が多い
前方に転がしたボールを追いかけさせる
前方にバウンドさせたボールを追いかけさせる
ボールを両手で持って、両腕で前方に投げさせる
対面でワンバウンドさせたボールを抱っこさせる
就園児
対面でワンバウンドさせたボールをとる
ボールを先に置いたカゴに投げ入れる
ボールを対人でキャッチボールする
ボールを前方に蹴る。段々真っ直ぐに蹴る
転がってきたボールを蹴り返す
小学生
ボールを投げるとき投げる手と逆脚を前に出す
ワンバウンドキャッチからノーバウンドキャッチへ
10~15メートル先まで正確に投げられる
10~15メートルからのボールをキャッチする
蹴ってきたボールを正確に蹴り返す