スポーツの秋、運動を楽しもう
まっく令和かわらばん 2020年11月号
気温の変化が激しく、秋晴れのすがすがしさがないような気がします。最近は何事も地球規模で変化や出来事が起きています。対応がなかなか難しい世の中といえます。そんな中、何といっても人任せにできないのが自らの健康なカラダづくりです。今月は、カラダづくりを行う上での注意点やポイントについて解説します。
1. いい姿勢づくりが大切
昔の小学校には、黒板の上に「正しい姿勢」という標語が貼られていましたが今でもあるのでしょうか。実は、正しい姿勢という言葉は誤りです。「よい姿勢」と表現するのが正しい言葉です。
それはともかく、猫背になって何時も前屈みの姿勢でいると内臓が常に圧迫されるので食が細くなったり、呼吸器系、消化器系にも影響が出ます。背中の筋肉が使われていないことが原因です。腹ばいの姿勢から手を床につき腕のまげ伸ばしや腕を伸ばし足首を持ってもらって歩く運動をすると背中にかなりの負荷がかかり筋力がつきます。また、発育中の背中にもいい影響があります。
2. カラダに心地いい運動を
先日TVで幼いときからあるスポーツを行わせている番組がありました。決して真似をしてはいけません。子ども時代の運動は、勝ち負けを目標にしてはいけません。行った結果が勝ったり負けたりすることはあってもいいでしょうが、最初から勝敗を目指すやり方は間違いです。
これは、「大人は結果を楽しむが、子どもはプロセスを楽しむ」という有名な言葉があるように運動に限らず何事も子どもの時から結果を求めて行動するとあきらめの早い子になりがちです。子どもの成長に大事な「意欲」のない子になります。誰でも最初からうまくできません。繰り返しチャレンジすることでできるようになります。しかし、結果を求めるやり方では、やってもやってもできないと「自分には素質がない」と思い込み熱が入らず結果できない、やりたくないへと。
運動を行う上でもう一つ大事なことは「バランス」です。1種目だけを続けることはマイナスです。
まっく体操クラブ 代表 向井忠義