2020年12月号

運動が好きになるチャンス到来か?
まっく令和かわらばん 2020年12月号

趣味の旅行や帰省など今までの行動が規制され、自由に動きまわることが制限されるようになった今日この頃ですが、「では、何をどうすればいいのか?」と聞きたくなるような事態が続いております。まっくは、これを運動をしてもらういいチャンスと捉え、運動を行うメリットを述べる好機と考えています。

1. どんな運動がいいか
まっくは、40 年以上前から「運動で人と競わない」ことをモットーにしてきましたが、今こそそのことが求められています。人に勝ってもコロナに負けたのでは何にもなりません。コロナに勝つには、ある意味運動でカラダを痛めつけないことです。人に勝つような運動を行うことは、いかに自分の限界を超え、カラダを酷使し、壊すことができるかです。とにかく、「自分のカラダ第一」の考えの基に運動を行うべきことの証です。

2. 筋肉は鍛えるな
重いバーベルを上げて筋肉隆々としたカラダを自慢する人がいます。そのこと自体批判したり否定したりすべきことではありませんが、健康との関連についてはあまり意味のないことです。
筋肉は強くするより全体の「バランス」が大切です。バランスの取れた筋肉群を創るには、一部の筋肉を強くしたり、見た目にすごいカラダを創ったりすることではありません。全身の筋肉がバランスよく高められる運動を行うことです。

3. 姿勢筋を高めよう
人間は、動物の中で唯一「立位」で生活をしています。そのことによって脳が著しい発達を遂げ、素晴らしい文明を築きあげてきましたが、反面、高血圧や胃下垂、肩こり、腰痛、痔など人間にしかない病気に悩まされ続けていることも見逃せません。
そうした人間特有の疾病を軽減するには、カラダにとって常にいいコンディションを維持する背骨をいかにいい状態に保つかが必要不可欠です。体操の動きが左右前後だったり、できるだけ日常使わない部位を動かすなど姿勢筋を高めていることを証明しています。そこにカラダを動かすことの大切さがあります。

まっく体操クラブ 代表 向井忠義

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