《生まれ順別 新環境への適応法》

《生まれ順別 新環境への適応法》

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《生まれ順別 新環境への適応法》
ハッピーな伝言板2023年3月号

いよいよ新学期、期待も大きいが心配も尽きないのが親心です。特にコロナ禍の中、どこから何が、どんな問題が襲ってくるか分からないのが昨今です。また、このような問題は今回だけでなく、これからも繰り返し襲ってくることでしょう。特に、常に大事な対策は、人間関係への備えです。その対策としてまっく独自の「生まれ順による対人関係の対応法」の一例をあげます。

1.第一子の新環境への適応法(一番上の子・一人っ子)

新しい環境に対して問題が起きやすいのが第一子です。第一子は内弁慶で新しい環境に適応や自分を発揮するまでに時間がかかります。直ぐに自分を出せないとまわりから「気の弱い子だ」とか「この子には自分ペースでいいのだ」と思われやすく上から目線で接してくる子も出ます。
第一子の特徴である「いい子ぶる」、「おとなしく振る舞う」は、いい反面集団の中では返って不利になることがあります。新学期を迎える前に「間違いを恐れず」ここはと思ったときは自分の意見を言うことにチャレンジする練習をしておいた方が、新学期になってからいい結果につながります。また、逆に「自己中心型の性格」が出過ぎても嫌がられる恐れがあります。日々子どもとの会話の時間を持ち、色々指図せずに子どもの話を聞いてあげる時間を多く持つことをお勧めします。

2.中間子の新環境への適応法(上下に兄弟姉妹がいる子)

根暗で自己表現が少ないことが中間子の特徴のひとつです。「いじめられやすい タイプ」ともいえます。半面「八方美人的なところ」があり「笑いをとれる対応力」も持っているので、そうした面が出れば心配ないでしょう。
しかし、芯が強く我慢強い面があることでいじめが続くと堪忍袋の緒が切れた状況になりかねないので、ある意味危険ともいえます。家庭内で明るく活動的な場をつくり、そうした面が出たときには褒めたり、そのことに付き合うようにすることをお勧めします。
また、集団に入ってからどうも困った問題が起きているのでは無いかと感じたときは、早め早めに子どもとの会話を多くし、問題解決につながるよう対応が必要です。
とにかく、中間子は、何事に対しても「自分を曲げず」マイペース型なので苦労がつきものですが、それらも「いい体験になる」的な発想で長い目で見守ってあげてください。

3.末っ子の新環境への適応法(二人以上の一番下)

末っ子は、明るく活発に行動するタイプなので、まわりを明るくするのであまりいじめの対象にはなりにくいでしょう。しかし、服装や言動で目立ちすぎることで、まわりから疎まれやすく感じられる側面もあります。ただし、いいことに人から受けるいやなこともあまり気にしないタイプなのでその点ではあまり心配いりません。
集団の中で末っ子の心配な面は、友達が3人まではいいのですが、それ以上になると今まで親しくしていた友達を仲間外れにして、全く新しい友達と親しくするようになる点です。また、何事においても飽きっぽい性格なので友達に対しても習いごとにおいても「三日坊主の天才」です。変わりすぎることで他の者がついて行かれずに離れていくこともあります。しかし、本人はほとんど心配しないので、あまり干渉しない方がいいかも知れません。

どのタイプの子もいい点や心配な点がありますが、発育途上なので当然です。心配のあまり親が「あれこれと指図」せずに見守り、子どもの話の「聞き役」になることがいい成長へとつながります

まっく体操クラブ代表 向井忠義

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